木曽福島 城山(1281.0m) 2016年5月28日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 12:38 林道終点−−12:41 権現滝分岐−−13:34 城山 13:40−−14:07 権現滝 14:09−−14:14 林道終点

場所長野県木曽郡木曽町(旧木曽福島)
年月日2016年5月28日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道終点に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し。ただし山頂から50mほど西へ入った場所からは木曾御嶽が見える
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コメント城山林道から往復。一帯は「城山史跡の森遊歩道」が整備されて山頂まで道がある




城山林道入口 城山林道終点
城山林道終点から遊歩道起点 権現滝(直進)/山頂方面(右)分岐
権現滝 案内看板
このような立木の解説板があちこちにある 権現滝の沢を渡る橋
檜の仲間 サワラの葉の裏側
こちらは檜の葉の裏側。白い個所がサワラと異なる 谷を上がっていく
尾根に乗る さらに登る
城山山頂(現地では児野山) 展望場所へ向かう
笹に囲まれた電波塔横が展望場所 本当なら木曾御嶽が見えるはず
権現滝 権現滝の解説板
林道に向かう途中の岩壁 ハーケンが何か所にもあった
城山林道終点


 木曽福島市街地のすぐ裏に城山がある。地形図では破線があちこちから書かれているので道はありそうで、ネット検索すると公園として整備され遊歩道が何コースかあるようだ。城山林道が車で一番近くまでアプローチできそうなので、そこから登ることにする。

 黒川を渡って木曽福島の市街地に入り、お寺の横で右に曲がる急坂を登り始める。やがて右に分岐する未舗装の林道が登場し、入口には「城山林道」の案内が出ている。ここを車で行けるところまで入ってみる。路面はそれほど荒れた感じはないが細かな落石があるので注意。すれ違い困難な細い道が続き対向車が来ないかドキドキしながらだったが、終点まですれ違う車はなかった。

 林道終点は広場になっていて、歩いてくる人用にベンチもあった。適当に車を置いてアタックザックを背負って出発。すぐに歩道に変わって地形図の破線どおりに上に向かわず横移動で、歩道入口の案内標識には「権現滝 0.3km」と出ていた。権現滝は地形図にある滝マークのことだろう。ただし、地形図では滝より先にも破線が描かれているが城山山頂へ続く破線が無い。どこか適当なところで道を外して尾根を登るか・・・と考えていたら右、つまり上に向かう分岐が登場し「三角点 1.5km」の案内があった。良かったぁ、山頂へつながる道がちゃんとあったのだ。

 この道は権現滝を高巻きするようにジグザグに登っていき、滝の落ち口近くで沢の脇に出た。その後はしばし沢に沿って緩やかに上がっていく。橋で対岸に渡るが橋を使うほどの水量ではない。橋の近くにヨシズで覆われた小屋のような物があったが、何のための建物なのか不明。

 橋を渡ると「城山史跡の森遊歩道」と書かれた絵地図が登場。このまままっすぐ進めば山頂に達する。地形図では城山だがこの絵地図では「児野山三角点」となっていた。また、図によると森の各所に大木が存在するようだ。目の前にあるのはカラマツの大木だ。

 この道沿いには植物の解説板が豊富だ。サワラの解説では檜の仲間である檜、サワラ、アスナロ、ネズコの葉の裏側の違いが写真で出ていたが、ネットで調べた通りだった。この標高ではまだアスナロやネズコの出番ではないようで、檜とサワラばかりだった。

 やがて道は谷の底から斜面に上がって谷に沿っていく。対岸は崖状の急斜面で大きなサワラの森で覆われている。道端には熊よけの音を出すツールとしてレールの切れ端のような鋼材がぶら下がっている。私は鈴を付けているがお手軽ハイカーだと手ぶらで歩く人も多いのだろう。

 尾根を乗り越えて山頂手前で尾根に乗ると道が合流、標識には「尾根道 ブナ大樹」と書かれていた。「児野山三角点 50m」の案内もあり山頂まであと僅かだ。やや笹がはみ出した登山道を進むとベンチがある城山山頂に到着。行政の標識が立っているのかと思いきや、文字が消えかけた目立たないささやかな手製標識が1つあるだけだった。頭上は開けているが周囲は樹林に覆われて展望は無い。しかし木曾御嶽展望台との案内が西を差しているので向かってみた。笹が被った短い道を横移動すると周囲を笹に覆われたコンクリート製の建物が登場した。アンテナがあるが建物の劣化具合を見ると今は使われていないような感じを受ける。樹林が開けているのは西側の狭い範囲だがここに木曾御嶽が位置しているようだ。残念ながら今日は雲がかかってその姿を見ることはできなかった。

 帰りは往路を戻る。ついでに権現滝に立ち寄ってみた。落差はあるが水量が少なくちょっとばかり迫力に欠ける様相だ。林道終点へと向かう途中、往路では気付かなかったがほぼ垂直の壁の巨大な一枚岩があった。表面の凸凹が少なく岩登りには高度なテクニックが必要だろうなぁなんて考えていたら、岩の何か所にも残置ハーケンを発見。確かにハーケンを打ちこまないと支点が取れそうにない。

 林道終点に到着。他に車も人もいないままだった。

 

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